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今は便利な世の中になったもので飲食店の予約も簡単にネットでできる。
食べログやぐるなび、こういったグルメサイトをネット予約ができるからという理由で利用している方も多いのではないだろうか。今回はそのネット予約について詳しく調べてみた。

ネット予約のシステム

まずネット予約には二種類の予約方法がある。

①即予約:ネットで予約を申し込んだと同時に予約が確定する。
②リクエスト予約:飲食店に予約をリクエストする方式で予約をした時点では確定しない。飲食店側が予約のリクエストを受け、それに応じた場合、予約した人に連絡し予約が確定する。

この二種類の予約方法だがそれぞれメリット、デメリットがある。
まず即予約のメリットだがユーザーの利便性が高い。ユーザーとしは面倒な予約作業をネットで楽に行いたいという考えがあるので、飲食店に確認を行う工程が少ない分リクエスト予約よりも即予約の方が利便性が高いと言える。またその利便性から集客効果もあり飲食店サイドにもメリットはある。

しかしデメリットもある。それは予約をダブルブッキングしてしまうリスクがあるということだ。
食べログ、ぐるなび、また更にホットペッパーグルメなど複数のグルメサイドに加盟している飲食店は多い。それを全て即予約で受けてしまうとタイミングによってはダブルブッキングしてしまう場合もある。また急な大人数の予約も即予約であれば確定してしまうため、食材の準備やアルバイトの確保などが間に合わない可能性もある。

このようにユーザー目線で見ると即予約の方が圧倒的に便利だが即予約にはリスクがあるためリクエスト予約しか受け付けていない飲食店も多い。


リクエスト予約の裏事情

飲食店サイドのリクエスト予約のメリットはダブルブッキングの防止、受け入れ準備、これだけではない。場合によってはリクエスト予約のシステムを利用し売上をよりアップする事も可能なのだ。
例えば忘年会シーズン、飲食店は一年で最も書き入れ時。売上を確保するため、なるべく空席を減らしたい。つまりリクエスト予約のシステムを利用して、先着順で予約を確定させるのではなく、予約人数やコース単価などを考慮した上で予約を確定させるのだ。
ユーザーからすると少し腹立たしいが、厳しい飲食業界を生き残るにはこういった収益化を図る工夫も必要なのかもしれない。

食べログやぐるなびがネット予約を推進する理由

まずこれを見ていただきたい。
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これは2018年度のぐるなびの決算発表資料の一部なのだが、売上を回復させるために予約手数料売上の拡大という一文がある。そう、食べログやぐるなびのようなグルメサイトがネット予約を推進している理由の一つにネット予約が増えれば増えるほど飲食店からの送客手数料としてグルメサイトが儲かる仕組みがあるのだ。食べログの公式サイトにはその送客手数料がいくらなのかも明記されている。

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これによるとディナータイムの場合ネット予約人数に応じて200円の送客手数料を飲食店は食べログに支払わなくてはいけない。注意すべきは一組あたりではなく人数に応じてということ。つまり10人の宴会をネット予約した場合、200円×10人=2,000円の送客手数料が必要となる。ぐるなびについては公式サイトに予約手数料の記載がなかったが、知り合いの飲食店オーナーに伺ったところ食べログと同じようなシステムとの回答があった。
ここからわかるように食べログやぐるなびがネット予約を推進する理由として、飲食店からの送客手数料が入るためという事がわかる。

送客手数料の200円は妥当な値段なのか??

送客手数料の一人あたり200円って高いのか、安いのか?これは飲食店によって異なる。というのも客単価など関係なくて20,000円/人の高級寿司店だろうが1,000円/人のうどん屋だろうが同じように200円/人の送客手数料が発生する。客席5席だけの店でも200円/人、100席以上あるチェーン店でも200円/人、条件、ジャンルなどは考慮されない。
広告効果を考えて200円/人支払ってもメリットある店もあれば、採算割れする店もあるだろう。
※200円/人が全てグルメサイトの儲けとなるわけではなく、一部ユーザーにポイントという形で還元されている⇒関連記事:ぐるめサイトポイント比較

まとめ

ネット予約はユーザー目線で見ると簡単に予約ができ、ポイントも貯まる。ユーザーにはメリットしかないが飲食店はその手数料をグルメサイトに支払っている。ここから予想するにグルメサイトの掲載順位はネット予約ができるか否か、これが影響している気がする。

お店探しをする際、あえてネット予約が出来ない店を探すのも面白いのではないだろうか。そこはつまりグルメサイトに送客手数料を払う気がなく、そんなことをしなくても集客できている名店・・・かもしれない。